春高バレー

女子決勝 古川学園(宮城)、22大会ぶりの優勝ならず

【第74回春の高校バレー 女子決勝 就実(岡山)対古川学園(宮城)】第2セット、ブロックに跳ぶ古川学園の阿部明音(10)、鈴木玲香(1)=9日、東京体育館(撮影・甘利慈)
【第74回春の高校バレー 女子決勝 就実(岡山)対古川学園(宮城)】第2セット、ブロックに跳ぶ古川学園の阿部明音(10)、鈴木玲香(1)=9日、東京体育館(撮影・甘利慈)

「ジャパネット杯 春の高校バレー」第74回全日本バレーボール高等学校選手権大会は9日、東京体育館(東京都渋谷区)で男女の決勝が行われた。東北勢は2大会ぶりに決勝に進んだ女子・古川学園(宮城)が、前回優勝校の就実(岡山)と対戦。タピアや阿部、鈴木玲らが果敢に攻め込んだが、1-3で敗れ、22大会ぶりの優勝はならなかった。

前回大会では準決勝で就実に敗れた古川学園。雪辱を期して決勝のコートに臨んだが、春高の頂点にあと一歩届かなかった。

立ち上がりから相手にリードを許し、鈴木玲やタピアらが反撃するも及ばず、第1セットを先取された。

第2セットは、タピアが最高到達点315センチの高さを生かしたバックアタックを決め、中盤に2点差をつけた。この後、激しい追い上げを受け、逆転を許すものの、終盤に阿部の強打で同点。ジュースにもつれ込んだが、タピアの強打や移動攻撃、鈴木玲の攻撃が決まり、セットを奪取した。

このまま波に乗りたかったが、相手エースらの攻撃をしのぐことができず、第3セットを落とした。後がなくなった第4セットも相手に先行され、後半に阿部やタピアが意地の攻撃を見せたが、流れを変えることはできず、涙をのんだ。

試合後、阿部は「自分らしいプレーができなかった。1点を取る厳しさが分かった」と悔しさをにじませ、タピアは「ブロックをレベルアップし、来年は絶対に日本一になりたい」と前を向いた。高校生活最後の大会となった3年生の鈴木玲は「相手に粘り負けした。来年こそは優勝してほしい」と後輩に託した。

●古川学園・岡崎典生監督「選手はよくここまで頑張ってくれた。就実は優勝するだけの完成度があった。負けたのは実力の差だ」

●同・熊谷仁依奈主将「日本一になりたかったが、就実はブロックも高く強かった。来年はこの悔しさを晴らしたい」