青森山田、4大会連続の決勝 松木主将「次が一番大事」

【第100回全国高校サッカー選手権大会 高川学園対青森山田】後半、田中栄勢(右)のチーム6点目となるゴールを喜び合う青森山田・松木玖生=国立競技場(蔵賢斗撮影)
【第100回全国高校サッカー選手権大会 高川学園対青森山田】後半、田中栄勢(右)のチーム6点目となるゴールを喜び合う青森山田・松木玖生=国立競技場(蔵賢斗撮影)

サッカーの全国高校選手権第6日は8日、東京・国立競技場で準決勝1試合が行われ、青森山田が高川学園(山口)に6―0で大勝し、大津(熊本)との決勝に進んだ。

青森山田が3大会ぶり3度目の全国選手権制覇に王手をかけた。試合開始直後に先制点を奪ってから効果的に追加点を重ねる万全の試合運びで高川学園を6-0と圧倒。黒田監督は「何でもできるのが青森山田。うちらしいサッカーができた」と選手をたたえた。

セットプレーで主導権を握り、勝負を決定付けた。前半3分にFKからのクロスを名須川がゴールに背を向けながら頭で合わせて先制。1-0の前半26分には左CKを丸山が頭で、4-0の後半40分には左CKを再び丸山が頭で合わせて駄目を押した。

セットプレーで話題をさらってきた高川学園のお株を奪った。プレー再開前に複数の選手が輪を作って回転したり、一列に並んだりといった仕掛けを施す高川学園のような奇抜さはない。しかし、デザイン通りに得点へつなげるキッカーと受け手の技術力の高さは目を見張るものがあった。

守備にも隙はない。プレーエリアに関係なく、ボール保持者へ激しくプレッシャーをかけ続けるアグレッシブさは圧巻。ほとんどの時間帯で試合を支配した会心の試合に、主将の松木は「タフな相手だったが、運動量と走力で上回った」と胸を張った。

決勝進出は4大会連続で、10日は敗戦を喫した過去2大会の借りを返す舞台となる。「次が一番大事な試合になるのでコンディションを整えたい」と表情を引き締めたのは松木。主力として戦った決勝で2度涙を流した大黒柱とともに頂点へ上り詰める。(奥山次郎)