太陽活動が2025年ごろに極大を迎えるのに向け、日本でもオーロラが見える可能性が高まりつつあるという。実は、今から約65年前、活発な太陽活動の影響で、オーロラが青森上空まで下り、広島や山口でも観測されていた。通常よりも多様な色彩だったといい、名古屋大などの研究チームの調査で判明。この研究成果の「原動力」となったのは、アマチュア天文家や市民らが残した多くの記録だった。
1958年2月
オーロラは、太陽から吹き付けるガス(太陽風)に含まれた電子が、地球の磁力線に沿って北極や南極の高緯度地域の上空に降り注ぎ、大気中の粒子と衝突して発光する現象だ。