春高バレー

金蘭会、2大会ぶり4強 両エースが爆発

【第74回春の高校バレー 女子準々決勝 三重(三重)対金蘭会(大阪)】第2セット、スパイクを放つ金蘭会の吉武美佳(2)=7日、東京体育館(撮影・甘利慈)
【第74回春の高校バレー 女子準々決勝 三重(三重)対金蘭会(大阪)】第2セット、スパイクを放つ金蘭会の吉武美佳(2)=7日、東京体育館(撮影・甘利慈)

「ジャパネット杯 春の高校バレー」として行われるバレーボールの第74回全日本高校選手権で、女子は3大会ぶりの優勝を目指す金蘭会(大阪)が準々決勝で三重を破り、4強に勝ち上がった。

金蘭会が2大会ぶりに春高のセンターコートに戻ってくる。前回は準々決勝で敗れ、2014年度の初優勝から続いた4強入りが途切れた。「1年後に絶対帰ってこようと思っていた。幸せなこと」。池条義則監督は感慨深げだった。

昨夏の全国高校総体でともに4強だった都城商を3回戦で破り、準々決勝は三重との対戦。名門・八王子実践を破って勢いづく相手に、金蘭会の誇る2人のエースが立ちはだかった。

第1セット序盤、1年からレギュラーを務める182センチの吉武美佳(3年)が強打を重ねると、中盤以降に存在感を示したのは上村杏菜(1年)。168センチながら、最高到達点は吉武を1センチ上回る301センチ。池条監督が「パワーの塊」と表現する高い身体能力の持ち主が、強烈なサーブとバックアタックで突き放し、25-11の大差で奪った。

一進一退の第2セットも三重の鋭いサーブに崩されることなく、吉武と上村が着実に強打を重ねてジュースに持ち込んだ。最後はリベロ徳本歩未香(2年)が懸命に上げたボールを上村が打ち抜き、初戦から1セットも失うことなく準決勝に駒を進めた。

高校総体後、レベルアップを誓った吉武は朝練の前に徳本と2人で難しいトスを打つ練習を重ねてきた。「苦しい場面でも自分と上村が打ち切る」と吉武。準決勝の相手は前回の準々決勝と総体準決勝で敗れた就実。これ以上ない雪辱の舞台が整った。(奥村信哉)