WHO、オミクロン株「軽症」との油断を戒め

WHOのテドロス事務局長(ロイター)
WHOのテドロス事務局長(ロイター)

世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は6日の記者会見で、新型コロナウイルスの新変異株オミクロン株について「特にワクチン接種済みの人に対しては、デルタ株に比べて重症化しにくいもようだ」と述べた。ただし「軽症(のウイルス)と分類してしまうべきではない」として、油断して感染拡大防止策を緩めないよう戒めた。

テドロス氏は「津波のような(圧倒的な多さの)感染例が世界中で医療機関を逼迫させている」と指摘。感染者が激増すれば重症化率が低くても死者数が増えるため、対策徹底を改めて訴えた。

WHOの2日付集計によると、過去1週間の新規感染者数は約952万人と、昨年4月に記録した約570万人を大幅に上回る形で過去最多を更新した。従来株より感染力が強いオミクロン株の流行と、年末年始で人の交流が活発になったことが要因とみられる。

同集計では感染者数が前週比71%増だったのに対し、死者数は同10%減に。WHOで緊急事態対応を統括するライアン氏は「感染件数と死者数の間に相関性がなくなってきている」と指摘した。(共同)