一般高齢者の3回目接種、前倒しで開始 奈良・天理

天理市では一般高齢者への新型コロナウイルスワクチン3回目の接種が始まった=7日午後、奈良県天理市(鳥越瑞絵撮影)
天理市では一般高齢者への新型コロナウイルスワクチン3回目の接種が始まった=7日午後、奈良県天理市(鳥越瑞絵撮影)

奈良県天理市は7日、65歳以上の一般高齢者らを対象とした新型コロナウイルスワクチンの3回目接種を始めた。新たな変異株「オミクロン株」による感染が急拡大する中、国の接種間隔短縮の方針を受け、市は接種スケジュールを約1カ月前倒しし、今月から高齢者への接種を本格化させる。

この日、集団接種会場となった同市の高井病院には約30人の高齢者が訪れ、米ファイザー社製ワクチンを接種した。

同市勾田(まがた)町の建設業、吉村修一さん(72)は接種を終え、「感染者が多くなっており心配していたので、早く接種できてよかった」。同市別所町の無職、新宅(しんたく)陽一さん(75)は「持病があり、97歳の母と同居もしているので、感染する訳にはいかない。ワクチンによりリスクを下げることができれば」とほっとした様子だった。

同市の3回目接種の対象となる高齢者は約1万6千人。市は3会場での集団接種と計26の医療機関での個別接種で対応し、おおむね2月中の完了を目指す。並河健市長は「感染者数が増えれば、重症者が増える可能性がある。医療体制を守るためにも、3回目接種の加速化に全力を注ぐ」と話した。