3連休は「少人数・短時間会食」を1都3県知事

新型コロナの対応を協議する首都圏各知事のテレビ会議の画面。(左上から時計回りに)埼玉県の大野元裕知事、千葉県の熊谷俊人知事、神奈川県の黒岩祐治知事、東京都の小池百合子知事=7日午後
新型コロナの対応を協議する首都圏各知事のテレビ会議の画面。(左上から時計回りに)埼玉県の大野元裕知事、千葉県の熊谷俊人知事、神奈川県の黒岩祐治知事、東京都の小池百合子知事=7日午後

新型コロナウイルスの感染急拡大を受け、首都圏1都3県知事が7日夜にテレビ会議を開催した。新変異株「オミクロン株」の特性分析やワクチン・経口薬の早期確保など政府に対する要望を取りまとめたほか、8日からの3連休期間中、都県民に「こまめな換気」「少人数・短時間会食」など、感染防止対策を徹底するよう共同で呼びかけることで一致した。

東京都の小池百合子知事は「かつてないスピードで感染拡大している。オミクロン株が全体の7割近くに達し、急拡大の要因といえる。社会活動の基盤すら揺らぎかねない」と危機感を表明。埼玉県の大野元裕知事は「新年に入って感染者が増加している。ペースの速さを考えるとさらなる強い要請を行わなければならないかもしれない」と述べた。

一方、神奈川県の黒岩祐治知事は「オミクロン株は重症化率は低いともいわれ、感染者が激増している割に病床逼迫(ひっぱく)という状態にはない。オミクロン株の正体を見極める必要はあるが、現時点で外出自粛とか、(飲食店などへの)時短要請という段階にはない」と述べ、他の知事とは一線を画した。

飲食店や商業施設などへの度重なる時短要請によって、経営状態が悪化し解雇や賃金引き下げなど影響が顕在化してきたとの指摘もある。経済的な苦境などで、令和2年の自殺者数は11年ぶりに増加し、女性や若年層が目立った。黒岩氏の姿勢は、こうした社会的な弱者に目配りする必要性を示したとみられる。