「ジャパネット杯 春の高校バレー」第74回全日本バレーボール高等学校選手権大会は7日、東京体育館(東京都渋谷区)で3回戦が行われ、山形県代表の男子・山形中央は、足利大付(栃木)と対戦。フルセットの末、逆転負けで8強入りを逃した。
第1セットは2年の中村が躍動した。序盤、クロスに鋭いスパイクを決めると、中盤にもコート際に強烈なジャンプサーブをたたき込んだ。エース・長堀もサイドからの強打で加勢。相手の速いテンポからの攻撃を受けながらも、攻めの姿勢を貫き、25-23で先取した。
互いに譲らない展開で始まった第2セットだが、相手の猛攻を止められず、押し切られる。長堀が「ちょっとおかしいな」と感じたように、流れが相手に傾きつつある状況で迎えた第3セットも、踏ん張り切れず、最後は中村が「意地でも抜いてやろう」と放った気迫の強打が相手ブロックに阻まれた。
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●山形中央・武田宏典監督「第2セット以降、なかなか点が決まらない中で、プレーが消極的になってしまった。悔やまれる」