在日米軍の外出制限要請 コロナで日米外相会談

ブリンケン米国務長官との電話会談を終え、取材に応じる林外相=6日午前、外務省
ブリンケン米国務長官との電話会談を終え、取材に応じる林外相=6日午前、外務省

林芳正外相は6日午前、米国のブリンケン国務長官と電話で会談し、沖縄、山口両県などの在日米軍基地や周辺自治体で新型コロナウイルスの感染が拡大していることを受け、外出制限の導入を含めた対策の強化と徹底を求めた。ブリンケン氏は「できる限りのことをしたい」と応じた。北朝鮮による5日のミサイル発射などについても意見交換し、朝鮮半島の完全な非核化に向け、緊密に連携していく方針も確認した。会談後、林氏が記者団に明らかにした。

林氏は記者団に「米軍区域内や、その周辺自治体で感染拡大が起こっている」との認識を示し、「地元の不安解消に向けて、外出制限の導入を含め、措置の強化と徹底を強く求めた」と説明した。昨年12月に在日米軍のラップ司令官に対策強化を要請して以降、出入国時の検査を含む水際措置やマスク着用など「行動制限の強化が順次、図られている」との認識も示した。

ブリンケン氏は「米国にとっては在日米軍だけでなく、地域住民の健康と安全が非常に重要だ。直ちに国防総省に伝え、感染のさらなる拡大を防ぐため、できる限りのことをしたい」と応じたという。

また両氏は、日米同盟の一層の強化と「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けた連携も確認。北朝鮮のミサイル発射に関しては、林氏が「日本と地域、国際社会の平和と安定を脅かすものだ」と指摘し、国連安保理決議に沿って朝鮮半島の完全な非核化へ連携していく方針で一致した。

ロシアとウクライナの間で緊張が高まっている問題についても意見交換し、連携を確認した。

会談は米側の申し入れで行われた。両氏は7日にも日米の外務・防衛担当閣僚による安全保障協議委員会(2プラス2)のオンライン会合を持つ予定で、2日続けての会談は異例だ。