女川原発に対テロ施設申請 東北電

東北電力女川原発。左手前は2号機=2020年12月9日、宮城県女川町(本社ヘリから、納冨康撮影)
東北電力女川原発。左手前は2号機=2020年12月9日、宮城県女川町(本社ヘリから、納冨康撮影)

東北電力は6日、令和4年度以降の再稼働を目指す女川原発2号機(宮城県女川町、石巻市)に、テロ対策の「特定重大事故等対処施設」(特重施設)を設置するための許可を原子力規制委員会に申請した。工事費は約1400億円。認められ次第着手し、8年12月までの完成を目指す。

特重施設は、原発が航空機を意図的に衝突させるなどのテロ攻撃を受けた際、遠隔操作で原子炉の冷却を維持するなどして放射性物質の漏洩(ろうえい)を抑制する。新規制基準で、原発本体の工事計画認可から5年以内の設置が義務付けられている。

女川原発は東日本大震災の震源に最も近い原発で当時、震度6弱を観測して全3基が停止。約13メートルの津波が押し寄せ、2号機は原子炉建屋地下が浸水した。2号機は2年2月、規制委の審査に合格。同11月には宮城県と女川町、石巻市が再稼働に同意した。