春高バレー

成熟の米沢中央、初のベスト8に王手

【米沢中央-金沢商】第1セット、ブロックに跳ぶ米沢中央の久保田圭美(5)、中野桜愛(4)=6日、東京体育館(萩原悠久人撮影)
【米沢中央-金沢商】第1セット、ブロックに跳ぶ米沢中央の久保田圭美(5)、中野桜愛(4)=6日、東京体育館(萩原悠久人撮影)

「春の高校バレー」として行われるバレーボールの第74回全日本高校選手権で、11回目の出場となる女子の米沢中央(山形)は出場47回の金沢商(石川)を2-0で下し、2大会連続の3回戦進出を決めた。

目標の全国8強に王手をかけた。移動攻撃やブロックで得点を重ねた米沢中央のセンター中野桜愛(はるあ)(3年)は「きのう(1回戦)より動けた。1試合1試合が自信になっている」と手応えを口にした。

1、2セットとも序盤にリードを奪って金沢商にプレッシャーをかけた。セッター久保田圭美(かよ)(3年)が中野の攻撃を多用し、エース亀井美子主将(3年)へのブロックを分散。第2セット中盤に4連続得点で追い上げられた際は、エースの対角に入る伊藤未結(2年)にトスを集めて押し切った。

ユース日本代表だった183センチの佐藤吉野(デンソー)を擁した前回、過去最高に並ぶ16強入りを果たすも3回戦で敗れた。

大エース以外のレギュラーが残った今季、「(攻撃が)美子だけになるとブロックにつかまる。ミドルの速い動きが必要」と猛練習に励んだ中野が急成長。石田和也監督が「責任を持たせればプレーは伸びる」と1年生の冬から主将を任せた亀井美を中心にチームは成熟を遂げ、攻撃の幅は、佐藤に頼りがちだった昨季よりも大きく広がった。

年末年始の合宿には佐藤からジュースやヨーグルトの差し入れがあり、主将は「美子だから大丈夫」と激励も受けた。「目標を達成して吉野さんに報告したい」と亀井美。3回戦突破へ決意を新たにした。

(奥村信哉)