日本列島の上空に冬の寒気が流れ込み、6日は日本海側だけでなく太平洋側でも冷え込みが強まった。日本の南の海上を低気圧が列島に沿って東に進み、東日本から西日本の広い範囲で雲に覆われた。東京23区には大雪警報が出され、2020年3月下旬以来約1年9カ月ぶりの積雪を観測。6日午後4時現在、都心部での積雪は6センチとなった。
都内各地では建物の屋根や街路樹などが白く染まり、雪が舞う中で帰宅を急ぐ人や雪で遊ぶ子どもの姿が見られた。
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春高バレーの会場となっている東京体育館周辺で降雪の中を歩く人たち。後方はバレーボール大会マスコットの「バボちゃん」=6日、東京体育館(桐山弘太撮影)
気象庁によると、23区での大雪警報も約4年ぶり。関東南部、静岡県や愛知県の各地にも大雪注意報が出された。
6日午後4時現在、他の主な各地の積雪量は横浜市、千葉市が各3センチ、さいたま市1センチなど。最高気温は、東京都心部が2・6度にとどまったほか、名古屋市で6・0度、大阪市で7・0度と、いずれも平年を下回る気温となった。