米議会襲撃1年 「世界での米国の地位傷つけた」ジョン・ピットニー氏

米クレアモント・マッケンナ大学教授(政治学)=本人提供
米クレアモント・マッケンナ大学教授(政治学)=本人提供

米連邦議会議事堂襲撃事件は、世界における米国の地位を傷つけるだけのものだった。それ以前の米国は、平和的な権力移行を「米国例外主義」の象徴として誇ってきたが、もはやそれもできなくなった。外国人が事件をみて、「これこそが自分たちが求めるシステムだ」とは思わないだろう。

襲撃事件が今秋の中間選挙に直接的な影響を及ぼすとは考えにくい。主な争点は新型コロナウイルスや経済対策になると考えられるからだ。

しかし、2024年の次期大統領選にトランプ前大統領が出馬する場合は別だ。トランプ氏は16、20年の両大統領選で、総得票数で対立候補を下回っている。たとえ中核的な支持層がトランプ氏に寄り添い続けたとしても、(トランプ氏に以前投票した)有権者の一部は、擁護すると宣誓した憲法を自ら覆そうとした人物を再び大統領に就けることに躊躇(ちゅうちよ)するだろう。(談)