英、コルストン像倒した4人に無罪評決「奴隷制の負の遺産」

2020年6月に英南西部ブリストル市で、米国の黒人暴行死事件に触発された反人種差別デモ中に奴隷商人の銅像を倒し、公有財産に損害を与えたとして起訴された男女4人全員に地元裁判所の陪審は5日、無罪評決を出した。英メディアが同日、伝えた。

報道によると4人は20~30代。銅像の存在自体が憎悪犯罪(ヘイトクライム)であり、撤去は罪に当たらないと主張していた。無罪評決を受け、4人は声明で「奴隷制の負の遺産にどう対処するかは私たちにかかっている」と述べた。

4人は20年6月7日、ブリストルでのデモで、地元の奴隷貿易商人だったエドワード・コルストン(1636~1721年)の銅像を台座から引き倒し、港に投棄した。銅像はその後、市当局に回収され、博物館で展示されている。