ホンダが武漢に初のEV専用工場建設へ 年内着工で24年稼働開始

ホンダのロゴ
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【北京=三塚聖平】ホンダの中国現地法人は6日までに、中国中部の湖北省武漢市で電気自動車(EV)の専用工場を建設すると発表した。ホンダがEV専用工場をつくるのは日本も含め世界で初めて。世界最大の自動車市場である中国ではEVの販売拡大が見込まれており、ホンダは工場の新設など事業拡大へアクセルを踏んでいる。

新工場は、中国大手自動車メーカーの東風汽車集団と合弁で設立した「東風ホンダ汽車」が建設する。年内に着工し、2024年の稼働開始を目指す。投資額は約40億元(約730億円)。敷地面積は63万平方メートルで、基本生産能力は年12万台を予定している。

ホンダは、新たにEVシリーズ「e:N」(イーエヌ)を中国で展開する。今年春にはシリーズ第1弾として、東風ホンダと、広州汽車集団との合弁会社の「広汽ホンダ汽車」のそれぞれから計2車種を発売する。当面は既存工場で生産するが、EV専用工場が完成すればそこでの生産に切り替える。広汽ホンダもEV専用工場を新設する方針だ。

ホンダは、30年以降に中国で新たに投入する四輪車は全てEVやハイブリッド車(HV)などの電動車にする計画を表明している。中国EV市場は政府の後押しで成長が見込まれており、生産体制も拡充して事業拡大を急ぐ。

一方、ホンダが6日発表した中国における21年の新車販売は、前年比4・0%減の156万1540台だった。3年ぶりに前年実績を下回った。世界的な半導体不足が続き部品調達に響いたためだ。ただ、HVの販売は過去最高だった。

同日発表の日産自動車の21年の新車販売は5・2%減の138万1494台だった。3年連続のマイナスだった。