奈良県、オミクロンも従来株と同様の扱いへ

奈良県は6日、これまで原則入院としていた新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の感染者について、症状に応じて入院か宿泊療養施設への入所かを振り分ける従来株と同様の対応にする方針を決めた。濃厚接触者について自宅待機も可能とする。

厚生労働省が5日、オミクロン株の感染者について、経口治療薬の投与など自宅療養の体制が整っていることを条件に、自治体の判断で従来株と同様の対応を認めると自治体に通知していた。

6日の県内の新規感染者数は63人。60人を超えたのは昨年9月16日以来。県によると、患者のうち重症者はおらず、ほとんどが軽症や無症状という。病床使用率は14%だった。

県は6日から12日まで、感染者が急増している中和保健所に応援職員計6人を派遣する。

奈良市長「第6波到来」

オミクロン株による感染が急拡大する中、奈良市は6日、65歳以上の高齢者を対象とした新型コロナワクチンの3回目接種について、当初4月までに完了予定だったスケジュールを1カ月前倒しし、3月中に完了することを決めた。

この日、開いた市の新型コロナ対策本部会議で決定。会議後の記者会見で仲川げん市長は「奈良でも第6波が到来した。これまでの波で最も大きな波になることを念頭に置いた体制をしく」とした。

市は医療機関での個別接種に加え、2月に市役所や商業施設「ミ・ナーラ」に集団接種会場を設ける。集団接種会場では米モデルナ製のワクチンを使用。接種券は今月11日から順次発送する。仲川市長は、感染流行地への往来を極力控え、多人数、長時間の会食は避けることなどを呼びかけた。