「浜を照らす光に」 6年でJ3に昇格 いわきFCの挑戦

挑む「街づくり」

「サッカーを通じて被災地の復興と成長に貢献する」という理念を掲げるいわきFCだが、サッカー以外でも地元との関わりを強めている。

台風で浸水などの被害に遭った被災者に支援物資を配るボランティア活動を行う、いわきFCの選手たち=令和元年10月、福島県いわき市(いわきFC提供)
台風で浸水などの被害に遭った被災者に支援物資を配るボランティア活動を行う、いわきFCの選手たち=令和元年10月、福島県いわき市(いわきFC提供)

令和元年10月の大雨被害では、いわき市内を流れる夏井川が氾濫(はんらん)。市内の一部住宅では断水したため、練習拠点のいわきFCパークのシャワールームを被災住民に使ってもらい、水の持ち帰りも認めた。地元に支えられて成長したチームは、地元を支える立場に変貌を遂げつつある。

いわきFCは、今季から「J3」という新たな舞台に挑む。JFLに比べて選手のレベルも格段に上がり、厳しい戦いが待ち受けている。大倉社長は「目標は優勝ではなく、スポーツで社会価値を創造すること。人づくりや街づくり」と断言した上で、こう続けた。

「J3よりJ2、J1の方が経済的に(地元に)貢献できるという視点で考えれば上に行くべきだが、これは結果論。いわきFCはどんな『浜の光』になるべきか。これを追求したい」

(芹沢伸生)

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