東電、東北電など4社から電力融通 今冬初めて 気温低下で暖房需要増加

東京電力本店
東京電力本店

東京電力ホールディングスの送配電子会社、東京電力パワーグリッド(PG)は6日、北海道電力・東北電力・中部電力・関西電力の4社の送配電子会社から、最大192万キロワットの電力の融通を受けたと発表した。東電管内では同日、大幅な気温低下で暖房用需要が想定以上に増えたため、安定供給の確保には広域的な融通が必要と判断した。

東電PGが、全国規模で電力の需給調整を担う電力広域的運営推進機関(東京)に電力融通を依頼。広域機関が各社に対応を指示した。東電PGによると、同社が他電力会社から融通を受けるのは昨年1月8日以来で、今冬では初めて。

東電PG管内は6日、低気温で家庭や職場での暖房用需要が増えた一方、降雪など悪天候で太陽光発電の出力が低下。供給力のうちどのくらいの電力が使われているのかを示す使用率のピークと見込まれる夕方の需給が厳しくなると見込まれたため、同社は広域機関に電力融通を打診した。

供給力の余裕を指す供給予備率は最低限3%が必要とされる。東電管内では今冬の安定供給に向け、東電と中部電が折半出資するJERA(ジェラ)が長期停止していた姉崎火力発電所5号機(千葉県)を今月4日に再稼働するなど、供給力の上積みを図っている。