トラにカバ…動物も新型コロナ感染 米ロ、ワクチン実用化へ

チリ・サンティアゴの動物園で、トラへの新型コロナワクチン接種を準備する職員=2021年12月(ブイン動物園提供、ロイター=共同)
チリ・サンティアゴの動物園で、トラへの新型コロナワクチン接種を準備する職員=2021年12月(ブイン動物園提供、ロイター=共同)

新型コロナウイルスの流行が続く中、トラやカバなど動物の感染も相次いでいる。死に至るケースもあり、米国とロシアでは動物用ワクチンの実用化に向けた動きが進む。(共同)

米国やスペインなどの動物園ではライオンやトラ、ゴリラの感染が確認され、ベルギーの動物園は昨年12月、カバが感染したと発表。多くは無症状か鼻水などの軽症にとどまるが、米ネブラスカ州の動物園では昨年11月、感染に関連した合併症で3頭のユキヒョウが死んだと報告された。

チリ・サンティアゴの動物園で、オランウータンへの新型コロナワクチン接種を準備する職員=2021年12月(ブイン動物園提供、ロイター)
チリ・サンティアゴの動物園で、オランウータンへの新型コロナワクチン接種を準備する職員=2021年12月(ブイン動物園提供、ロイター)

ロシアの動物検疫当局は昨年3月、ペットや家畜向けのワクチン「カルニワク・コブ」が承認されたと発表した。米国でも動物用製薬大手ゾエティスが米農務省の承認を得て、ワクチンの試験的接種を進める。同社によると、動物園などからの要請で、既に約100種類の哺乳動物への接種を終えたという。

米アリゾナ州にあるフェニックス動物園のアニマルケアセンターで、エンペラータマリンに新型コロナワクチンを接種するスタッフ=2021年11月(AP)
米アリゾナ州にあるフェニックス動物園のアニマルケアセンターで、エンペラータマリンに新型コロナワクチンを接種するスタッフ=2021年11月(AP)
米アリゾナ州にあるフェニックス動物園のエジプトル―セットオオコウモリ。新型コロナワクチンが接種される=2021年11月(AP)
米アリゾナ州にあるフェニックス動物園のエジプトル―セットオオコウモリ。新型コロナワクチンが接種される=2021年11月(AP)