青森山田が逆転で4強 先制点許しても慌てず

前半、松木玖生(右端)がPKを決め、歓喜する青森山田の選手たち=等々力陸上競技場(撮影・福島範和)
前半、松木玖生(右端)がPKを決め、歓喜する青森山田の選手たち=等々力陸上競技場(撮影・福島範和)

サッカーの全国高校選手権第5日は4日、川崎市等々力陸上競技場などで準々決勝が行われ、3大会ぶりの頂点を狙う青森山田は東山(京都)に2―1で逆転勝ちし4強入りした。

青森山田が4大会連続となる決勝の舞台へ着実に歩みを進めている。東山に今大会で初めて先制を許しても慌てず、逆転勝利で4強入りした。今大会初得点でチームを国立競技場へ導いた渡辺は「絶対に決める気持ちだったのでうれしい」と素直に喜んだ。

前半16分、クロスを頭で合わせられ先制を許した。先行されても動揺はなかった。前半ロスタイム、ハンドの反則を誘って得たPKを松木が落ち着いて決めて同点。後半13分には藤森がゴール前へほうり込んだロングスローを渡辺が右足で突き刺して勝ち越した。

最終ラインに5人を並べて懸命に体を張った東山の堅守に苦しんだ。安全第一で大きなクリアを繰り返す相手には、武器のハイプレスからの速攻もはまらなかった。黒田監督は「かなり研究もされ、できは今大会の3試合で一番悪かった」と反省を口にした。

近年の高校サッカー界は「打倒・青森山田」が合言葉のようになっている。基本は4バックの東山が5バックからの速攻に活路を求めたのも、勝利への最善策と考えたから。ライバルたちの全身全霊での挑戦を退けながら3大会ぶりの頂点を目指す。(奥山次郎)