伝統装束で新年キックオフ 京都・下鴨神社で蹴鞠初め

伝統衣装で蹴鞠を奉納した蹴鞠保存会のメンバー=4日午後、京都市左京区の下鴨神社(渡辺恭晃撮影)
伝統衣装で蹴鞠を奉納した蹴鞠保存会のメンバー=4日午後、京都市左京区の下鴨神社(渡辺恭晃撮影)

平安時代の貴族らが興じた蹴鞠(けまり)を再現した、新年のキックオフとなる恒例の奉納行事「蹴鞠初(はじ)め」が4日、下鴨神社(京都市左京区)で行われた。色とりどりの水干(すいかん)やはかまなどの伝統装束をまとった男女が鞠を蹴り上げ、巧みな足さばきを披露した。

技を継承する「蹴鞠(しゅうきく)保存会」のメンバーが8人で円になり、鞠の精霊の名前に由来するとされる「アリ」「ヤア」「オウ」といった声を掛け合いながら、地面に落とさないよう蹴り合った。マスクを着けた参拝者らは、大きな拍手を送った。

保存会によると、蹴鞠は約1400年前の飛鳥時代に中国から伝わり広く親しまれてきたが、その後衰退。明治天皇の勅命で保存会が設立されたという。上田恒弘理事長(75)は「無事に奉納でき、良い一年の始まりになった」と笑顔を見せた。