新型コロナウイルスとの闘いが3年目に突入する令和4年。新たな変異株への対応や医療体制はどうあるべきか。また私たち一人一人はどのように行動すれば、経済へのダメージを最小限に食い止められるのか。自民党コロナ対策本部長の西村康稔氏に今年の見通しを聞いた。(聞き手 大島悠亮)
政府一体での情報共有が大事
昨年9月の4度目の緊急事態宣言解除後、新型コロナウイルスの新感染者数は低く抑えられてきたが、年末年始は飲食の機会が多い中、じわじわと感染者が増えてきた。新型コロナの新変異株「オミクロン株」の市中感染も広がっており、1月から2月にかけてはかなり感染者が増える前提で対応が必要だ。政府は既に3万7千人が入院できる仕組みを作った。ワクチンの3回目接種も3100万人分を前倒しする。何とかこの冬を乗り越えるのが大きな課題だ。