朝晴れエッセー

「えいっ‼」・1月3日

いろいろな「えいっ‼」に助けられ、日々生活を送っている。

まず朝、布団から出られない低血圧の私には「えいっ‼」が必要になる。最近は寒くなり、一度や二度では足りないことも多々ある。

給料日には、スーパーでいつもの超目玉、さらに割引シールの貼られたにぎやかなお肉ではなく、上段でしっとりとたたずむ高貴なお肉に手を伸ばすときも、「えいっ‼」の力を借りている。

思えば、主人との結婚を決めたときも、胸の奥の「えいっ‼」が作動したことは否めない。

初めて公園へ娘を連れて出かけ、お母さんたちに挨拶をしたとき。娘のピアノ発表会で、親子演奏を引き受けてしまったとき。小心者の私には、いつでも「えいっ‼」が味方になってくれた。

そんな私から最近、ある「えいっ‼」が突如沸き上がってきた。

若い頃から憧れていた図書館での仕事に就きたくて、司書の資格を取るために春から通信大学の学生となることを決めた。

仕事と家事、3人の子育てで日々疲れの塊と化している五十路前の私にこなせるのか? 科目ごとのパソコンでのリポート作成や課題テストに合格できるのか? そもそも、入学許可が下りるのか…。

不安は尽きないが、私を動かすこの大きな「えいっ‼」を信じて、前に進んでいきたい。


樋口千秋(46) 大阪府岸和田市