順大2位、名門復活の礎 15年ぶりトップ3

3位でたすきをつなぐ、順大の6区の牧瀬(右)と7区の西沢=神奈川県小田原市(佐藤徳昭撮影)
3位でたすきをつなぐ、順大の6区の牧瀬(右)と7区の西沢=神奈川県小田原市(佐藤徳昭撮影)

第98回東京箱根間往復大学駅伝最終日は3日、神奈川県箱根町から東京・大手町までの復路5区間、109・6キロに関東20校とオープン参加の関東学生連合を加えた21チームが参加して行われ、順大は往路から順位を3つ上げ2位だった。

順大が総合優勝を飾った2007年以来のトップ3となる2位に躍進した。優勝時のメンバーは〝山の神〟と呼ばれた今井正人(現トヨタ自動車九州)や現監督の長門俊介。15年の歳月を経て、名門が頂点の見える位置に戻ってきた。

チームの土台を築いたのは、長門監督から「どこを切っても同じ『金太郎あめ』」と言われてきた4年生だ。良くも悪くも似たり寄ったり。突出した実力者のいない彼らは、「1人伸びれば、相乗効果でみんな伸びるんじゃないか」(10区の近藤)と切(せっ)磋(さ)琢(たく)磨(ま)してきた。

5位スタートだった復路で、4年生3人の思いがつながった。6区の主将、牧瀬は区間賞で順位を2つ上げた。8区の津田も区間賞で続き、駒大を突き放し2位を確かなものにした。10区を担った近藤は2人の好走に励まされ、フィニッシュの大手町まで落ち着いてたすきを運んだ。

チームの主力は3年生以下の世代で、今大会のメンバー10人のうち7人が来季も残る。「総合優勝をしようと決めていたので悔しかったけど、この2位は、これからの順天堂に大きな意味をもたらすと思う」と近藤。ほろ苦い思いと、つかんだ自信は後輩たちに引き継がれる。(宝田将志)