北京五輪

五輪連覇へ着実 スピードスケート小平奈緒

4度目の出場となる北京五輪で、小平は2連覇に挑む=トマショフマゾウィエツキ(AP=共同)
4度目の出場となる北京五輪で、小平は2連覇に挑む=トマショフマゾウィエツキ(AP=共同)

2連覇を懸けた戦いの幕がいよいよ開く。スピードスケート女子の小平奈緒(相沢病院)は500メートル女王として自身4度目の舞台に臨む。昨季の不調から立て直し、上昇気流に乗る35歳は「すごくわくわくする」と出陣のときに備える。

苦しい1年を乗り越え、五輪イヤーに合わせてきた。昨季は平昌五輪後から悩まされてきた股関節の違和感の影響で調子が上がらず、シーズン中に氷上から離れ、体を作り直す異例の過ごし方をした。

そのかいあって、今季のワールドカップ(W杯)では500メートルで8戦中、優勝が1回、2位が4回、3位が1回。1000メートルでも1度優勝し、500メートルと合わせたW杯の通算勝利数は日本勢歴代最多の清水宏保に並ぶ34に。ベテランらしく「多くの選手とここまで競い合うことができたと実感している」と振り返った。

昨年の東京五輪で印象に残った選手として柔道男子73キロ級で2連覇を達成した大野将平(旭化成)を挙げ「『自分が何者なのか証明するために闘うことができた』というコメントを聞いて、それを示す舞台が4年に1度の五輪なんだなと感じた」という。そして「私たちは自分の生きようのようなものを見ていただく機会が少ない。五輪は選手が人生の中で挑む数少ないチャンス」と力を込める。

今度は自身が2連覇に挑む番。どんな生きようを見せてくれるのか。期待は膨らむばかりだ。(橋本謙太郎)