津波犠牲、子ども遺骨か 捜索の父「娘だ」 福島・大熊町

2016年に木村汐凪さんの遺骨の一部が見つかった場所の近くで、手向けた花を見つめる父紀夫さん=2020年12月、福島県大熊町
2016年に木村汐凪さんの遺骨の一部が見つかった場所の近くで、手向けた花を見つめる父紀夫さん=2020年12月、福島県大熊町

東日本大震災の津波で犠牲になった福島県大熊町の木村汐凪さん=当時(7)=の遺骨を捜す父紀夫さん(56)=同県いわき市に避難=が2日、ボランティアとともに大熊町内の沿岸部を捜索し、子どものものとみられる遺骨を見つけた。原発事故から3月で11年。紀夫さんは「汐凪で間違いないと思う。これからも捜し続けたい」と話す。

東京電力福島第1原発が立地する同町は一時全町避難し、見つかった場所は今も避難区域となっている。紀夫さんによると、遺骨は太もも部分とみられ、流された自宅付近の土中から見つかった。同じ場所で2016年12月、首とあご部分の遺骨も発見され、鑑定で汐凪さんと判明している。今回見つかった遺骨は当面、鑑定に出さず手元に置くつもりだ。