かまいたち 19年目も「ラッキータイム」は止まらない

押しも押されもせぬ人気芸人となったかまいたちの山内健司(左)と濱家隆一。大阪での下積み時代、過酷なロケの数々が今を支えているといい、「もう絶対戻りたくない、というモチベーションで頑張っています」(恵守乾撮影)
押しも押されもせぬ人気芸人となったかまいたちの山内健司(左)と濱家隆一。大阪での下積み時代、過酷なロケの数々が今を支えているといい、「もう絶対戻りたくない、というモチベーションで頑張っています」(恵守乾撮影)

芸歴19年目を迎えるお笑いコンビ「かまいたち」の快進撃が止まらない。漫才やコントだけでなく、トークや司会とマルチな活躍でテレビ、ラジオなどのレギュラー番組を16本に伸ばした。さらに動画投稿サイト「ユーチューブ」の配信も好調。分刻みでスケジュールが埋まる多忙な日々を送りながら、「今年の目標はレギュラー20本、ユーチューブチャンネル登録者数200万人突破」と飽くなき欲望を隠さない。

濱家 昨年はほんまに大事な年でした。いろんな仕事をやらせてもらって、すごく成長できた。

山内 パーフェクトな1年でしたね。あとはここをいかに死守するか。

濱家 死守⁉ もう伸びひんのかい!

「キングオブコント2017」で優勝した翌年の平成30年に、東京へ進出。大阪の劇場で鍛えたトーク力やテレビ番組のロケでの対応力を武器に、その人気は全国へと拡大した。

準優勝だった令和元年の「M-1グランプリ」を機に賞レースは〝卒業〟すると、翌年2月にユーチューブで始めた「かまいたちチャンネル」を新たな戦場に定めた。2日に1本というハイペースで動画を公開、登録者数は150万人を超える。

山内 再生回数が点数のような、毎回テストを受けているような感覚で面白い。

濱家 ずっと賞レースで戦ってきたんで「作ったものを見てもらって評価される」って体になってて…。数字や順位にこだわるのが好きなんですね。

絶好調の今、自分たちでキャッチコピーを付けるとすれば-。濱家は「ラッキータイム中」、山内は「ラッキーボーイ」と、2人そろって「ラッキー」という言葉を選んだ。その心を、濱家はこう解説した。「売れている人はみんなある程度ちゃんとやっている。仕事が増えたのはタイミングとか人との出会いとかほんま『運』。運がいいコンビやなって。今年は視聴率とか結果を出して恩返ししていきたい」

そして、自分たちを育ててくれた大阪への思いも強いのだが…。

濱家 稼げるところまで稼いで、大金持ちになったら大阪に帰ります!

山内 大阪に大豪邸を建てて、最終的にはCMだけして生きていきたい。大手ゼネコンとかの…。

描く未来像を「CMキング、CMスター」と豪語する山内。濱家はぶれない相方に冷めた視線を送って、こう語る。「とりあえず『面白いのは間違いないよな』って言われるコンビになりたいっすね」(田中佐和)

[かまいたち] 山内健司(やまうち・けんじ=左、昭和56年1月・島根県出身)と
濱家隆一(はまいえ・りゅういち=右、昭和58年11月、大阪市出身)がNSC(吉本総合芸能学院)大阪校の同期として出会い、平成16年にコンビ結成。ボケの山内が狂気的なキャラクターで詭弁を弄し、濱家が翻弄されながらツッコミを入れるスタイルの漫才で人気を集める。東京進出後、バラエティー番組では、山内ではなく濱家がいじられるという新たな一面も見せている。
[かまいたち] 山内健司(やまうち・けんじ=左、昭和56年1月・島根県出身)と 濱家隆一(はまいえ・りゅういち=右、昭和58年11月、大阪市出身)がNSC(吉本総合芸能学院)大阪校の同期として出会い、平成16年にコンビ結成。ボケの山内が狂気的なキャラクターで詭弁を弄し、濱家が翻弄されながらツッコミを入れるスタイルの漫才で人気を集める。東京進出後、バラエティー番組では、山内ではなく濱家がいじられるという新たな一面も見せている。