コロナ禍、希望新たに 日航が初日の出フライト

日航のチャーター機から見えた初日の出と富士山=1日午前7時ごろ
日航のチャーター機から見えた初日の出と富士山=1日午前7時ごろ

日航は1日、チャーター機から初日の出や富士山を眺める毎年恒例の「初日の出フライト」を行った。新型コロナウイルス禍の中、迎えた新年に、乗客は希望を胸に気持ちを新たにしていた。

約5倍の応募があり抽選となったチケットを手にした250人超の乗客は午前5時45分ごろ、最新鋭のエアバスA350で羽田空港を出発した。約1時間後、富士山周辺の上空約6千メートルから初日の出を見ると「おー」という歓声が漏れ、窓越しの景色を写真に収めていた。

とら年生まれの年男という埼玉県羽生市の医師、西田昌昭さん(47)は「昨年はコロナの診療でめちゃくちゃ忙しかった。今年は今までにない新鮮な気持ちで迎えられた」と笑顔を見せた。受験を控える中学3年の長男(15)は「神秘的な光景だった。試験を頑張りたい」と決意を語った。

日航の赤坂祐二社長も年男。出発に先立つあいさつで「2022年が皆様にとって良い年となるよう祈念している」と述べた。

日航のチャーター機から見えた初日の出と富士山=1日午前6時57分
日航のチャーター機から見えた初日の出と富士山=1日午前6時57分

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