山東昭子参院議長は1日付で年頭所感を発表した。新型コロナウイルスのオミクロン株の発生など依然として油断のならない状況が続いていると指摘。コロナ禍により苦境にある人の支援や経済回復、気候変動問題への対応などを喫緊の課題として「内外の懸案事項に引き続き全力で取り組む」と強調した。
今年で参院創設から75年を迎えるとして「良識の府としての役割を踏まえつつ、変化し続ける時代の要請に対し、いかなる使命を果たせるのか深く考えたい」と表明。今夏の参院選について「参院への関心を高めるきっかけとなり、積極的な政治参加につながれば幸いだ」とした。