裏話付き紅白速報

④完 紅組勝利に司会喜ばず? 藤井風さんが驚きの登場

【第72回NHK紅白歌合戦】 MISIA(ピアノは藤井風) =31日午後、東京都千代田区・東京国際フォーラム(撮影・佐藤徳昭)
【第72回NHK紅白歌合戦】 MISIA(ピアノは藤井風) =31日午後、東京都千代田区・東京国際フォーラム(撮影・佐藤徳昭)

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大みそか恒例のNHK紅白歌合戦も終盤となり、常連歌手によるなじみ深いヒット曲が年末のムードを高めた。デビュー35周年の坂本冬美さんは白を基調としたあでやかな着物姿で、紅白で8回目となる「夜桜お七」を歌った。

44回目の出場の石川さゆりさんはラッパーのKREVAさん、ギタリストのMIYAVIさんとのコラボ「火事と喧嘩は江戸の華」に続き、紅白では12回目となる「津軽海峡・冬景色」を歌い上げた。近年の紅白では同曲と「天城越え」を交互に披露。紅白スタッフからは「紅白でさゆりさんの『津軽海峡・冬景色』『天城越え』を聴き、(締めの)『蛍の光』を聴き、除夜の鐘を聞く。これが年越しという感じがする」と言われたという。

ソロとして4回目の出場となる鈴木雅之さんは37番目に登場し、ラッツ&スター時代の「め組のひと 2021紅白ver.」を披露。元は昭和58年のヒット曲だが、SNSがきっかけで若者にも広まった。「希望になってくれればうれしい」(鈴木さん)と、大腸がんの手術をしたラッツ&スターの盟友、桑野信義さんも特別出演してステージを盛り上げた。

2回目の出場となるBUMP OF CHICKEN(バンプオブチキン)は連続テレビ小説「おかえりモネ」の映像をはさみながら「天体観測」と「なないろ」の2曲を披露した。

ベテランが活躍する一方で、サプライズを見せた初出場組が、35番目に登場した藤井風さんだ。事前に発表されていた楽曲「きらり」を岡山の実家からVTRで届けた後、会場に現れ、楽曲「燃えよ」を弾き語った。番組ラストではMISIAさんの「Higher Love」でピアノ伴奏も務めた。

トリは昨年同様、白組は14回目の出場となった福山雅治さん、紅組は6回目の出場となったMISIAさん。生きていることに感謝し、新しい年へ希望をつなぐ楽曲で締めくくった。MISIAさんは「紅」でも「白」でもないピンク色のドレスで、事前に発表されていた「明日へ2021」の他に「Higher Love」を熱唱した。

【第72回NHK紅白歌合戦】 福山雅治 =31日午後、東京都千代田区・東京国際フォーラム(撮影・佐藤徳昭)
【第72回NHK紅白歌合戦】 福山雅治 =31日午後、東京都千代田区・東京国際フォーラム(撮影・佐藤徳昭)

4時間を超えるステージでは、無観客だった昨年の分も観客席を盛り上げようという演出が光った。4回目の出場となった純烈は、マジックハンドを使って観客と〝握手〟。1回ごとに消毒と、コロナ禍を笑い飛ばそうという全力のパフォーマンスだった。

観客と一緒にライブ感を楽しめる一方で、事前に収録した映像による出演も一部で見られた。「紅白は〝口バク〟のない生放送」といわれてきたが、映像を使ったさまざまな演出を取り入れる中で、そうした伝統も薄れてきているのかもしれない。

今年の投票は、視聴者投票、ゲスト審査員投票、観客投票の3種類で、それぞれ多かった方に1票が入る仕組み。視聴者投票では紅組、会場のゲスト審査員は白組、観客の投票は紅組となり、紅組が勝利。ただ、「紅組司会」「白組司会」が中止されたため、司会者が喜ぶこともなく今年の紅白が終了した。

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