冒険主義の防止要求 台湾・総統、習指導部に

台湾総統府での新年談話発表に臨む蔡英文総統(左)と頼清徳副総統=1日、台北(総統府提供・共同)
台湾総統府での新年談話発表に臨む蔡英文総統(左)と頼清徳副総統=1日、台北(総統府提供・共同)

台湾の蔡英文総統は1日、総統府で新年の談話を発表し、中国の習近平指導部が軍事的圧力を強化していると非難した上で「中国内部で軍事的な冒険主義が広がるのを防ぐべきだ」と要求した。同時に「軍事では両岸(中台)の隔たりを埋められない」と強調し、平和的に緊張緩和を目指すよう呼び掛けた。

蔡政権は民主主義などの価値観を共有する日米欧と実質的な外交関係強化を推進している。蔡氏は談話で、中国による台湾統一圧力への警戒感を示し「自由と民主主義を国際社会とともに守る」と強調。「今年も積極的に試練に立ち向かう」と述べ、中国に屈しない決意を表明した。

香港情勢をめぐっても「民主主義や自由を追求することは犯罪でない」と指摘、メディアなどへの弾圧を続けている習指導部を非難した。(共同)