歴史の転換点から④「維新元旦」の波乱─史上の逆転劇への狼煙(のろし)は上がった2022/1/1 10:00有料プラン記事ライフ学術・アート政治政策歴史の転換点から反応大阪城天守閣(昭和初期の復興)。幕末維新期にはこの地で「最後の将軍」の徳川慶喜や旧幕府勢が新政府と対峙していた=大阪市中央区(関厚夫撮影)雪降─。後に「明治」へと改元される慶応4(1868)年元日(旧暦)、薩摩藩の「頭脳」であり、新政府の重職・参与でもあった大久保利通は日記の冒頭にそうつづった。また新政府議定(ぎじょう)の正親町(おおぎまち)三条実愛(さねなる)の日記によると、この日、明治帝は「少々お風邪につき」、対面はかなわなかったという。波乱含みの新春だった。年明け夜の密議反応