ナマハゲ、今年も静か 秋田・男鹿、コロナ対策で

訪れたナマハゲにおびえる林田惇太郎ちゃん=31日午後、秋田県男鹿市
訪れたナマハゲにおびえる林田惇太郎ちゃん=31日午後、秋田県男鹿市

秋田県男鹿市で31日、大みそかの伝統行事「ナマハゲ」が行われた。鬼のような面をかぶり「泣く子はいねがー」と雄たけびを上げて集落を練り歩くも、昨年に続き、新型コロナウイルス感染防止対策のため、家では静かに。中止した地区も多かった。

普段は雄たけびを上げながら家内に入り、もてなしも受けるナマハゲだが、今年も昨年と同様に玄関までで退散。しぐさや小さなうなり声で子どもたちを怖がらせようと奮闘し、対面した林田惇太郎ちゃん(1)は顔を背けて泣きながら母親にしがみついた。

秋田県男鹿市の店舗を訪れたナマハゲ=31日午後
秋田県男鹿市の店舗を訪れたナマハゲ=31日午後

祖父菅原寿さん(64)は「来年は思い切りできるよう願っている」と語った。

ナマハゲは怠け心を戒め、無病息災や豊作、豊漁をもたらす神の使いとされる。国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録されている。