〝女王〟名城大4連覇 主将・和田ら無敗のまま卒業へ 富士山女子駅伝

1位でゴールする名城大・小林成美 =静岡県富士市(撮影・加藤圭祐)
1位でゴールする名城大・小林成美 =静岡県富士市(撮影・加藤圭祐)

富士の麓で大学女子駅伝日本一を争う「富士山女子駅伝(全日本大学女子選抜駅伝)」(フジテレビ、産経新聞社など後援)は30日、名城大が2時間22分24秒で4年連続4度目の優勝を飾った。

〝女王〟は今年も強かった。名城大は2位の大東大に、昨年以上となる2分58秒差を付けて優勝。見事、連覇を「4」に伸ばした。最長5区で従来の区間記録を上回る好走を見せた主将の和田は「みんなのおかげ。ほっとしているし、感謝の気持ちでいっぱい」と笑顔で喜びを口にした。

盤石のレース運びだった。1区の谷本が1キロ付近すぎに思い切りよく集団から抜け出すと、2区の高松、3区の井上は日体大に追い上げられながらも先頭をキープ。そのまま一度もトップを譲ることなく、残り区間を逃げ切った。

最上級生の和田、高松らは無敗で「4年連続大学駅伝2冠」を成し遂げて卒業する。勝つたびに「常勝」の看板は重くなったが、彼女たちは強固にまとまり、そのプレッシャーを跳ねのけた。

中心になったのは4年生だ。井上は「(10月の)全日本大学女子駅伝はメンバーに入れず悔しかった。富士山だけに懸けてきた」と向上心で仲間を刺激し、高松は「普段はリラックスできるよう笑顔を意識してきた」と柔らかくチームを包んだ。

和田は言う。

「(重圧より)挑戦という気持ちが大きかった。準備が(勝負の)8割だと思っているので、寮生活から足並みをそろえることを意識した。一人一人が『駅伝で日本一になりたい』という思いがある。だから今、ここまで来られている」

良き伝統が引き継がれるなら、来季以降も名城大は揺るがなそうだ。(宝田将志)