感染増 オミクロン影響か 国内確認1カ月

国立感染症研究所が分離した、新型コロナウイルスのオミクロン株の電子顕微鏡写真(同研究所提供)
国立感染症研究所が分離した、新型コロナウイルスのオミクロン株の電子顕微鏡写真(同研究所提供)

新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン株」が国内で確認されてから30日で1カ月。これまでの国内感染者は計500人。大半は検疫で見つかっているが、市中感染も東京など都市部で相次ぐ。入国後に感染が判明した人も含めると、確認自治体は22都府県に上る。最近の国内感染者数は増加傾向にあり、オミクロン株が影響している可能性もある。

30日に報告された国内の新規感染者数は436人。内訳は東京で64人、大阪で52人、沖縄で50人など。

米海軍横須賀基地(神奈川県)は、軍関係者75人が感染したと発表した。

一方、新変異株のオミクロン株の感染者は、東京で9人、大阪で10人などが確認された。このうち、東京の1人や大阪の9人などは市中感染とみられる。

厚生労働省によると、11月30日に成田空港でオミクロン株の感染者が初めて見つかった後、12月29日までに検疫で360人の感染が判明。22日には、国内初となる市中感染が大阪で確認された。市中感染は東京や愛知、福岡などでも発生している。入国者の濃厚接触者が感染した例などを含めれば、感染者自体は幅広い地域で見つかっている。

最近の東京や大阪での感染者増について、東京医大の濱田篤郎特任教授(渡航医学)は、人出の増加という要因に加え、市中感染が影響している可能性も否定できないと指摘。「1月の早い時期に急激に感染者が増える可能性が高い」と警鐘を鳴らした。

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