米露首脳、30日に電話会談へ ウクライナ情勢を協議

(左から)バイデン米大統領、ロシアのプーチン大統領(いずれもゲッティ=共同)
(左から)バイデン米大統領、ロシアのプーチン大統領(いずれもゲッティ=共同)

【モスクワ=小野田雄一】バイデン米大統領とロシアのプーチン大統領は30日深夜(日本時間31日未明)、電話会談を行う。ペスコフ露大統領報道官が29日、明らかにした。両大統領は、北大西洋条約機構(NATO)側がロシアによる侵攻を警戒するウクライナ情勢や、NATOの東方不拡大などを求めて露側が条約案として米国に提案した相互の安全保障などについて協議する。

米露首脳の会談は7日にオンライン形式で行われて以来で、今月2回目。ロシアが国境付近で兵力を増強し、緊迫しているウクライナ情勢の緊張緩和につながるかが焦点となる。

7日の会談では、ウクライナ情勢で緊張緩和を求めたバイデン氏に対し、プーチン氏はNATO側が露国境付近で軍事活動を活発化させていると主張し、ロシアの安全の確約を要求。これを受け、露外務省が15日、NATOは旧ソ連構成国を将来的に加盟させず、ロシアに近い地域に兵器も配備しない-などと定める条約案を米国に提示。17日に内容を公表した。

米露は来年1月10日にウクライナ情勢や「条約案」を協議する第1回会合をスイス・ジュネーブで開く予定。ただ、NATO側は将来的な東方拡大の排除などには応じない構えで、協議は難航が予想されている。