NY株続伸、95ドル高 オミクロン株への懸念後退で

28日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は続伸し、前日比95・83ドル高の3万6398・21ドルで取引を終えた。新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン株」の感染拡大による景気下押しへの懸念がやや後退し、買いが優勢となった。

米疾病対策センター(CDC)が新型コロナ感染者の隔離期間を症状がない場合は5日に短縮すると発表した。感染が拡大しても、経済活動の制限や景気への影響が限定的になるとの思惑が広がった。

ハイテク株主体のナスダック総合指数は反落し、89・54ポイント安の1万5781・72。

個別銘柄では、娯楽・メディアのウォルト・ディズニーや小売りのウォルマートの上昇が目立った。ITのセールスフォース・ドットコムは売られた。(共同)

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