朝晴れエッセー

ご報告します・12月29日

去年コロナで集まれず、遅ればせながらと色紙をもらった。

「みんなの太陽 お母さん還暦おめでとう」

お祝いの言葉と真っ赤な大きな太陽。その真ん中に私の写真、下には主人と3人の子供それぞれの家族写真が貼ってある。

幸せだなぁと眺めながら、「あっ、私、太陽になれたんだ」と気付き、感慨深く思った。

26年前、産経新聞夕刊の「あした元気にな~れ」という欄に載ったことがある。その何日か前の、秋の夜空に光る月と木星の競演という記事を読み、「その木星は私です」と新聞社に送った手紙が取り上げられたのだ。

高校生の頃、夜空を見ながら月は大好きな彼、どんなに形を変えてもそばについていく木星は私、と思っていた。友達に話すと、近くにいるだけで、一緒にはなれないよ、といわれた。

現実はその通りになったが、今も星を見ると当時を思い出す、というエピソードと、現在は主人と3人の子供がいて「今は家族4人を暖かく包む太陽になりたいと思っています」と書いたことが紹介された。

色紙を作ってくれた次女はこのことを知らず、これを覚えておられる方も皆無だろうが、うれしくて誰かに報告したくなった。

「かつて木星だった私は、還暦を過ぎ、14人に愛をふり注ぐ家族の太陽になれました‼」


大亀容子(61) 大阪府島本町