世界文化遺産候補に佐渡金山 文化審

相川鶴子金銀山遺跡の「道遊の割戸(どうゆうのわりと)」の採掘跡=新潟県佐渡市
相川鶴子金銀山遺跡の「道遊の割戸(どうゆうのわりと)」の採掘跡=新潟県佐渡市

文化審議会は28日、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産に推薦する候補に「佐渡島の金山」(新潟)を選んだ。令和5年に登録審査を受ける候補の推薦期限である来年2月1日までに推薦書を提出するかどうかについて、文化庁は「政府内で総合的な検討を行う」とした。

佐渡金山は「相川鶴子金銀山」と「西三川砂金山」の二つの鉱山遺跡で構成する。17世紀には世界最大級の金の産出量を誇り、金の採取から精錬までを手作業で行っていた時代の遺跡が残っているのは世界的に例がないとされる。

明治以降は政府によって機械化が図られ、明治29年に民間に払い下げられたが資源枯渇で平成元年に操業を止めた。戦時中に朝鮮半島出身者が過酷な労働に従事したとして、推薦を警戒する報道が韓国メディアから出ていた。

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