松野博一官房長官は28日の記者会見で、沖縄県の米軍基地キャンプ・ハンセンで起きた新型コロナウイルスの大規模クラスター(感染者集団)について、同日朝までに270人の感染者が確認されたと米側から報告を受けたと明らかにした。
また、25日には基地所属の米海兵隊員の伍長が酒を飲み、別の海兵隊員とヘルメットを被らずにミニバイクで2人乗りしたとして、沖縄県警に道交法違反容疑で現行犯逮捕される事件が発生。松野氏は、外務省や防衛省が米側に遺憾の意を伝え、綱紀粛正と再発防止を強く申し入れたと説明した。
21日にも、基地に所属する米兵が酒気帯び運転容疑で現行犯逮捕されており、クラスターが拡大する中で、政府や県が行動制限のさらなる厳格化などを求めていた。