31日から1月1日にかけて近畿北部や中部など西日本の日本海側を中心に大雪となる所があるとして、大阪管区気象台は28日、積雪や路面凍結などに注意するよう呼びかけた。
同気象台によると、上空に強い寒気が流れ込み、西高東低の冬型の気圧配置が31日頃から一時的に強まる見通し。このため、京都、滋賀、兵庫の各県北部や福井県を中心に、一部地域で警報級の大雪となる可能性があるという。1月1日午後以降の降雪は次第に落ち着く見通しだが、地域によっては降雪が長引く恐れもある。
今月25~27日には、強い寒気と冬型の気圧配置の影響で、兵庫県朝来市と滋賀県彦根市で24時間降雪量が観測史上最多を更新した。彦根市の国道8号では27日、約2キロにわたり車の立ち往生が発生。各地で空の便や鉄道の欠航や運休が相次いだ。
同気象台は、31日から1月1日に予想される寒気の強さは今月25~27日と同程度としている。大雪の場合は不要不急の外出を避け、移動時には冬用タイヤなど必要な装備を整え、最新の気象情報を確認するよう呼びかけている。