イスラエル最大の国立病院、シェバ・メディカルセンターは27日、医療関係者150人を含む6千人を対象に、新型コロナウイルスワクチン(米ファイザー製)の4回目接種を試験的に開始した。世界で初めての取り組みで、効果や安全性を調べ、2週間以内に結果を得たい考え。複数の地元メディアが報じた。
新変異株「オミクロン株」をはじめ、新型コロナ感染者が再び増加する中、イスラエル保健省の専門家会議は21日、60歳以上の市民を対象に4回目接種を提言。ベネット首相も意欲を見せるが、保健省はまだ最終判断を下していない。
地元メディアによると、4回目接種に臨む医療関係者は今年8月に3回目接種を終え、抗体レベルが下がった150人。センターは「4回目接種が一般的に必要かどうかを確定するため、ワクチンの有効性と安全性に(調査の)焦点を絞りたい」としている。(共同)