HISに厳重注意 子会社などは「Go To」参加停止 斉藤国交相、不正受給疑惑で

斉藤鉄夫国土交通相は28日の閣議後記者会見で、旅行大手エイチ・アイ・エス(HIS)の子会社による政府の観光支援事業「Go To トラベル」の給付金不正受給疑惑をめぐり、関与した子会社2社などについて、来年1月下旬にも再開される同事業への参加を停止すると発表した。HISに対しては「不正受給に関与していない」とし、厳重注意にとどめた。

再開予定の「Go To」への参加停止となったのは、ジャパンホリデートラベル(大阪)とミキ・ツーリスト(東京)の子会社2社に加え、客室を提供したホテル運営会社JHAT(東京)。

斉藤氏は今回の問題について「給付金は国民の税金を活用している。その不正受給は断じて許されない」と指摘。国交省として不正受給分の返還請求を行うとともに、今後は刑事告訴も視野に調査を進める方針を示した。

一方、HISには「親会社として連結子会社への管理監督責任を十分に果たす必要がある」とし、ガバナンスの欠如を厳重注意したほか、事実関係の調査継続や改善策の策定を指示。不正受給への関与の有無については、同社が設置した第三者委員会と観光庁のGo To トラベル事務局によるいずれの調査でも、関与は認められなかったことを明らかにした。