兵庫県と鳥取県の境にある氷ノ山(1510メートル)で遭難した男性登山者5人のうち4人を兵庫県警のヘリコプターが28日午後に発見し、救助した。いずれも衰弱しているが意識はあり、会話もできるという。
兵庫県警によると、4人は山の中腹の道付近で見つかり、県警と消防のヘリ計2機が2人ずつつり上げて助け、病院に搬送した。県警は行方が分からない他1人の捜索も続ける。
5人は大阪府や奈良県などの30~70代で、25日からキャンプをしていたとみられる。うち1人から27日夕に119番があり「1人が山中で動けなくなった。4人は下山の途中だ」と話していたという。
兵庫県警や地元消防が、大雪の影響で遭難した可能性があるとみて捜索していた。