千葉県がコロナ無料検査開始 無症状の県民対象に

千葉県庁
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千葉県は28日、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の感染拡大などを受け、感染の不安を抱える無症状の県民を対象とした任意の無料検査を始めた。期間は来年1月31日まで。検査はワクチン接種済みでも受けられるが、県は「毎日受けに行くことはしないでほしい」と節度ある利用を呼び掛けている。

県によると、検査拠点は「木下グループPCR検査センター柏駅西口店」と県内143カ所の「ウエルシア薬局」の計144カ所。県ホームページの「千葉県新型コロナウイルス感染症に係るPCR等検査無料化事業」に掲載されている。

検査は主に抗原検査で、その場合は当日に結果が判明。ただし、陽性と判定されても自ら医療機関を受診しない限り、発生届は出されず、治療も始まらない。

対象は「感染リスクが高い環境にいるなど感染の不安を抱える」「高齢者に会う約束があるなど、事前に感染不安を解消しておきたい」といった事情がある無症状の県民。県は「検査は確定診断を示すものではなく、陰性でも感染の可能性が否定されたわけではない」としている。

県は同日、県内で2例目となるオミクロン株の感染者が確認されたと発表した。無症状だが県内の医療機関で入院している。19日にアフリカ中部のルワンダから成田空港に到着した60代男性で、入国後に県内の自宅で過ごしてから入院しており、市中感染ではないとしている。

県によると、男性は入国時に陰性だったが、自家用車で県内の自宅に帰宅後は自主隔離。20日に航空機の同乗者がオミクロン株に感染した疑いが判明し、22日に受けたPCR検査で陽性だったことから、翌23日に入院した。ゲノム解析で27日にオミクロン株への感染が確認された。

男性は2回目のワクチンを8月に接種していた。男性と同居する家族1人は、濃厚接触者として県内の宿泊療養施設に隔離されているが、PCR検査では陰性が確認されている。