後藤茂之厚生労働相は28日の記者会見で、来年2月以降に前倒しで予定している一般高齢者への新型コロナウイルスの3回目のワクチン接種について、今月から始まっている医療従事者や高齢者施設入所者への接種が完了する見込みが立った場合は、接種時期をさらに前倒しすることを容認する考えを示した。
会見で後藤氏は「施設入所者について(接種の)完了が見込まれる段階で、2月を待たずに前倒しをして接種をして差し支えない」と述べた。「ただしワクチンの供給スケジュールに変更はないので各自治体は留意してほしい」とも語り、注意を促した。
厚労省は、医療従事者や高齢者施設の入所者や職員に対し、2回目接種から3回目までの間隔を「8カ月以上」から「6カ月以上」に短縮し、それ以外の一般の高齢者については「7カ月以上」に短縮して行う方針を示している。