1月10日にも米露協議か 安保「条約」締結めぐり

11月9日、モスクワで記者会見するロシアのラブロフ外相(タス=共同)
11月9日、モスクワで記者会見するロシアのラブロフ外相(タス=共同)

【モスクワ=小野田雄一】ロシアが米国など北大西洋条約機構(NATO)側に現状以上の東方拡大の排除などを定める「条約」の締結を要求している問題で、ラブロフ露外相は27日、露国営テレビが生放送したインタビューで、「米国との協議を年始休暇の直後に行う」と述べた。ロシアは来年1月9日までを年始休暇としている。

ラブロフ氏はまた、米国との協議の「2日後」にNATOがロシアに「NATOロシア理事会」の開催を提案していると明かした。

これに先立ち、ドイツのDPA通信はNATO当局者の話として、NATOが来月12日に同理事会の会合を招集することを検討していると報道していた。同理事会はNATOとロシアが2002年に設置した共同意思決定機関。開催されれば約2年半ぶり。

ロシアは今年秋以降、ウクライナとの国境付近に大規模部隊を集結させ、情勢を緊迫させてきた。ウクライナへの軍事的威嚇を背景に、NATO側との「条約」交渉を進める構えだ。