フィギュア日本代表決定 羽生「五輪、絶対勝つ」

来年2月に開幕する北京冬季五輪に臨むフィギュアスケートの日本代表が決まった。男子は羽生結弦(ANA)、宇野昌磨(トヨタ自動車)、鍵山優真(オリエンタルバイオ・星槎)が選ばれた。1枠のアイスダンスは小松原美里、小松原尊組(倉敷FSC)が初の代表に。女子は坂本花織(シスメックス)が2度目、樋口新葉(明大)と河辺愛菜(木下アカデミー)が初の出場を決めた。日本スケート連盟の目標は「金メダルを含む複数のメダル、入賞4つ」。男子や、団体戦でのメダル獲得に期待がかかる。

全日本選手権男子2連覇から一夜明けた27日、羽生はオンライン取材に応じ、五輪3連覇へ闘志を燃やした。「僕にとって五輪は発表会じゃなく、勝たなきゃいけない場所。強い決意を持って絶対に勝ちたい」。26日のフリーで前人未到のクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)を初めて実戦投入し、両足ながら転倒せず着氷した。94年ぶりの偉業となる五輪3連覇へ「4回転半をしっかりGOE(出来栄え点)プラスでつける構成にしたい」と超大技成功をカギに挙げた。

宇野と鍵山も含め男子は誰もがトップを狙える可能性を秘める。史上最強の顔ぶれといっていい。宇野はフリーに4回転ジャンプを4種類計5本組み込む高難度構成で臨み「成長の過程を、五輪という舞台で見せられたら」という。鍵山は新たに4回転ループの習得を目指し「次は五輪。そこに向けてひたすら全力で頑張る」と意気込んだ。

団体戦でのメダル獲得も視野に入る。日本連盟の竹内洋輔フィギュア強化部長は「メダル圏内にいる。何としてでも取りたい」と語った。団体戦が五輪で初採用された2014年ソチ五輪、18年平昌五輪はいずれも5位。課題だったペア、アイスダンスの強化が進んだ。アイスダンスは経験豊富な小松原組が全日本で大きく得点を伸ばした。ペアは三浦、木原組が、日本人同士で史上初となるグランプリ(GP)ファイナル進出を決めるなど飛躍。木原は「チームジャパンにしっかりポイントをゲットしたい」と団体戦を見据えた。

女子は、複数の4回転ジャンプを駆使するロシア勢が立ちはだかる。坂本は特にスピンでGOEを稼ぐ戦略で、2度目の五輪で「表彰台に上りたい」という。樋口と河辺は、大技のトリプルアクセル(3回転半)を磨き、ともに初めての五輪に挑む。(久保まりな)