浪速風

必要ない「お返し」

31日の締め切りを前にふるさと納税の話題が多い。意外なことに今年は「返礼品なし」の納税が増えたそうだ。完全寄付型といって、コロナ禍の影響もあるというから興味深い。一時は高額の返礼品で納税者を増やそうと自治体間の競争が激化したこともあったのに、いったいどういうことか

▶聞けば、地域や事業者支援が目的で、もらえるのは感謝状などお礼の気持ちや手紙だけ。それでも、例えば大阪府が医療従事者支援のために始めたふるさと納税はすでに3億8000万円を超えている。動物愛護や自然保護、災害などの被災地支援にも寄付が多い。コロナでボランティアに行けないからという声もあった

▶返礼といえば、来年2月に始まる北京冬季五輪・パラリンピック。ようやく政府代表団の派遣見送りが決まったが、実は今夏の東京五輪に中国から高官が来日したため外交上の「返礼」として派遣する案があったという。そんなお返しは、必要なし。