生後1カ月男児に輸血ミス 千葉、容体悪化せず退院

千葉県こども病院(千葉市緑区)は昨年12月に先天性心疾患で入院していた血液型A型の当時生後1カ月の男児に、AB型を輸血するミスがあったと27日発表した。容体悪化は見られず、心疾患の治療後に退院したという。

病院によると、看護師が集中治療室(ICU)で別の患者に輸血するはずだった容器と取り違え、5ミリリットルを輸血した。看護師が血液の容器に貼られたバーコードと男児のベッドのバーコードを照合しなかった上、ラベルに記載の名前も確認していなかった。

AB型の患者の血液容器が見当たらずに探していたところ、この男児に輸血しているのが見つかった。男児はミスによる障害は確認されず、約1カ月後に退院して現在は自宅で過ごしている。男児の家族とは和解が成立したという。

同病院は輸血の手順の確認徹底など、再発防止に取り組むとしている。記者会見した星岡明病院長は「患者と家族に大変な心配と迷惑をかけ、深くおわびする」と謝罪した。